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古いポリバス手塗り実施工

2019/03/21 21:01:32  施工実績

古いポリバスをバスピュアコートの手塗りでリメイク

30数年経過のポリバスです。
遠目では健在に見えるのですが、

よく見るとエプロン下部の塗膜がボコボコ膨らんでいます。

珍しい塩ビ鋼板のエプロン

膨れた塗膜をケレンしてみると何と塩ビ鋼板でした。錆びていました。
塩ビ鋼板はユニットバス壁には使用されていますが、水掛かりの多いエプロンには通常は使用されません。
今の仕様にはありませんが古い仕様にはあったようです。
膨れた塗膜の原因は錆の膨張でした。

エポキシパテによる防錆処理

錆びのまま塗装してしまうと早期に錆が再発しますので、塗装の前に錆箇所をエポキシパテでコーティングします。錆と水分を縁切りします。併せてで凸凹になった素地を平滑に整えます。錆びの深い場合は錆び転換剤を使用して二重の防錆処理をします。
今回は、錆ケレン→エポキシパテ処理→研磨です。
なるべく研磨でフラットにします。
錆びではなくポリバスにヘアークラックや欠損のある場合もエポキシパテで同様な前処理をします。

研磨脱脂

大変重要な全面の研磨→シンナーによる脱脂清掃です。
不十分な場合、剥離の原因になります。
特に角部は湯垢が溜まりやすいのに研磨脱脂清掃のし難い部分です。
要注意箇所です。


スポンジジスクのミディアムが角部、コーナー部の研磨がしやすいので推奨です。
足付け研磨後はウエスを交換しながら2度のシンナー脱脂をしました。
ウエスを交換するのは、バスタブ周りのシリコンシーリングにウエスが触れた時や体脂肪のウエス付着で塗料ハジキの原因となるシリコン分や油分を全体に広げる場合もあるからです。

調色用トナー

バスピュアコートもパイロキープもトナー調色可能です。
弊社の場合は溶剤系のハイコンクを使用しています。
黒、赤さび、オーカーの使用が多いです。

今回は手持ちのブルー色を多少グリーン系に微調整したかったので、
微量のイエローを添加します。
ブルーにイエロー添加でグリーンになります。
様子を見ながらの微量添加がコツです。

強めのブルーをブルーグリーン系にし、実際の塗布で色合いを確認しました。
あの微量の黄色でここまで色合いが変化します。
主剤のみに調色しますので実際塗布しても速やかであればシンナーで簡単に拭き取れます。

ローラー塗装

前回のローラー塗り検証で性能の良かったスーパーエクセル中毛4インチを使用して今回は実施工をします。
マイクロファイバーローラーも良いと思います。(ウレタン、シリコン対応ローラー)
抜け毛の少ないローラーを選びます。


検証の時同様に問題なくスムーズに塗れています。
横に長いスパンで塗り広げ最後は下から上に、下から上にローラーを転がして仕上げるのが平滑で綺麗のコツです。
シンナー希釈量が10%くらいの場合は膜厚は付きますが大きなゆず肌になりやすい。
抜け毛が出やすい。シンナー希釈量が15%〜20%と多目にすると膜厚は薄くなりますがレベリングは良くなる為ゆず肌は小さくなる。平滑にもなりやすい。ローラーの走りがスムーズ二なる為抜け毛も少ないようです。塗料の後ダレは少ないですが塗っている途中はダレやすいのでダレには即対応します。今回はシンナー多目で塗装しています。時間の経過でローラーの走りが重たくなったらシンナーは追加します。

1回目

エプロンの1回塗り終了です。
素人に毛の生えた私でも艶やかに平滑に塗装できました。パテ処理跡も分かりません。
本日は錆処理に手間取りましたのでここまでで終了にします。
続きは来週初めにアップさせて頂きます。

素地の足付け研磨状況

前後しましたが、素地の足付け研磨状況です。素地が研磨粉で艶消しなるまで研磨しました。手間は掛かりましたがこれくらい念入りに研磨しておくと塗膜剥離は無いでしょう。


シンナー脱脂

研磨後の脱脂清掃です。シンナーをウエスに付け2度拭きします。2度拭き目のウエスは交換します。
十分なシンナー脱脂も耐塗膜剥離には重要な作業です。※換気要注意作業です。


テープ養生

金物や排水口は塗装前に丁寧にテープ養生しておきます。


スカートのローラー塗り2回目

2回目ローラー塗り前に軽くペーパーを掛けました。ゴミ噛みやブツ肌があれば研磨しました。

スカートのローラー塗り2回目終了しました。スーパーエクセル中毛4インチ使用です。
1回目同様シンナー希釈多めで塗りました。抜け毛やゴミ噛みはほとんど無く、仕上がり後のジスク研磨、ポリッシングは少なく済みました。

天場、内側の刷毛塗り

天場、内側は刷毛塗りとしました。
刷毛塗りがローラーより優れている部分は、
.譽戰螢鵐粟が良く上手く塗れば鏡面となり艶感が大変良い。
△罎哉になりにくい為、肌触りが良い。
です。
但しそれなりの技量が無ければダレ、刷毛ムラ、刷毛目が出やすいです。
平滑性や作業スピードはローラーの方が優れます。
上手くレベリングさせ、ゆず肌にさえならなければローラーは失敗の少ないアイテムです。
天場が狭いので5兀毛では塗りにくいので天場と金物周りは目地刷毛を使用しました。


刷毛は5冑の溶剤対応のナイロン刷毛を使用しました。
刷毛の硬さは中位です。
最初は塗料を横に配って天板下から底板までしごかない様スムーズに塗り底板で薄くボカシ段差が出来ない様しました。
これは人によって刷毛さばきのしやすい方向がありますので一律ではありません。

1回目終了

1回目塗り終了しました。
1回目は下地のポリがシンナーで溶けない為刷毛を引っ張りません。
刷毛走りが良くスムーズに塗れ綺麗に仕上がりやすいです。
2回目塗りは1回目の塗膜がシンナーである程度は軟化するので手返しが多いと刷毛を引っ張りムラになりやすいです。あまり手返しをしない様スムーズに刷毛を送る塗り方が綺麗に上がります。
これはローラーであっても同様です。

2回目終了

何箇所か失敗部分ありますが、2回目終了しました。
2回塗りによって塗膜が厚くなり艶感がアップしています。

ゴミ噛み部分、ブツ肌、ザラツキ部分

残念ながら数か所ゴミ噛み部分、ブツ肌部分、ザラツキ部分、ダレ部分がありました。
吹付けでクリアー吹付けまで行った場合は皆無の事がありますが、それ以外ではまず皆無の事はありません。

ゴミ噛み部分、ブツ肌部分、ダレ部分のポリッシング補修です。
♯800番〜♯2000番のジスクペーパー、コンパウンド粗目、細目を使用してのポリッシングをしました。
ジスクペーパー→コンパウンド磨きです。
ジスクペーパーで荒れた塗膜をコンパウンドで戻します。軽いザラツキならコンパウンド磨きのみでも良いです。
逆にダレの処理等では粗いジスクを使わないと平滑にならない場合もあります。
この場合、粗いジスク→細目ジスク→コンパウンド磨きとなります。

後打ちコーキング、シリコンコーキングの事

後打ちコーキングは塗膜にテープを貼りますので塗膜硬化を待ち処理をしました。
テープは半硬化の塗膜は剥がしやすいです。塗膜の上には軽めに貼ってコーキング後は速やかに注意しながらゆっくりと剥がします。

※溶室や水周りのコーキングにはシリコンコーキングが打ってある事が多いです。塗装は密着しませんので塗装前にはカッター等で一旦除去するのが一般的です。
除去した上、近辺はシンナーで十分に清掃します。シリコンコーキングのシリコンオイルはやっかいで塗装のハジキや密着不良の原因となることが多いです。軍手に付いたシリコン分で触った箇所もハジキます。触った軍手やウエスは塗装前には再使用しないで下さい。



完成

やっと完成しました。結構手間を掛けたポリバスですが、職人ではない私としては納得の仕上がりとなりました。


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