40年物、鋳物ホーローバス
吹き出し口から錆汁が出ています。
下部が錆の影響で染み汚れとなっているホーローバスの塗装改修です。
劣化シーリングは除去して速乾型ノンブリード変性シリコンに打ち直して塗装を上掛けします。
エポキシパテ処理
吹き出し口周りが傷ついて錆ていますので、エポキシパテにて前処理しました。
研磨足付けと脱脂清掃
塗装前の表面研磨とシンナー脱脂です。
ホーローベースコートJW白(エポキシ系厚付け塗材)
下塗りのホーローベースコートJW白を厚塗りで吹付けます。
これの目的は、
�仝�塗り塗装により水と素地の縁切りする(錆防止)
��厚塗り塗装により劣化したホーロー表面を整える。
�L�着性の悪いホーローガラス質の密着強化する。
吹付けの場合は1.5�丱船奪廛離坤襪鮖藩僂靴泙后�
吹付けの場合は800g/セット程度の量を使用し1回での厚塗り可能です。
ローラー、刷毛使用の場合は、1回塗りでは400g/セットの薄塗りとなります。
錆発生のホーローバスでは2回塗りにて厚塗り(800g/セット)が推奨です。
下塗りのホーローベースコートJW白を厚塗りしましたので
硬化に半日程度を要しますので次工程は翌日としました。
ミディアムのスポンジジスクで研削し、ベースコートの表層を平滑に整えます。
上塗りパイロキープ塗布
弊社では吹付け塗装の場合は、パイロキープTS2000を使用しています。
今回は、パステルブルーを上塗りしました。
パイロキープTS2000パステルブルー(400g)×2回→パイロキープTS2000クリアー(400g)1回です。
パステルブルーのシンナー希釈は15%としました。
クリアーは低粘度の為シンナー希釈は無希釈としました。
仕上げ
クリアーを吹付けしましたので大体はザラツキは無くブツもほとんどありませんが、
それでも発生したブツは細目のジスクでピンポイントのタッチアップで平滑にします。
角部に若干のザラツキがありましたのでコンパウンドの手掛けで平滑にしました。
完了
パイロキープ N−45グレー色(調色)
今回弊社の請負い工事で珍しい濃いグレー色がございましたのでご紹介させて頂きます。
最初、濃いグレーは浴室にマッチするのかどうだろうか??
と不安もありましたが、洗い場床がグレー色でしたのでとてもマッチングして良かったです。ガンメタっぽくてかっこよい浴槽となりました。
改修前のアイボリー色ポリバス(FRP)
マスカー養生
吹付け施工なので十分なマスカー養生、排気養生を行います。
素地前処理(目粗し足付け研磨→シンナー脱脂清掃)
素地前処理(目粗し足付け研磨→シンナー脱脂清掃)
を行い吹付け施工へ移ります。
ノンブリード型変性シリコン打ち
塗装を上掛けしますのでシーリングはノンブリード型変性シリコンとしました。
仕上げ後の後打ちの場合はシリコンシーリングを使用します。
パイロキープ N−45グレー色 2回吹き付け
パイロキープ N−45グレー色の配合は、
エプロン、棚があり浴槽も大きめの為、1回塗り量を500gでセットしました。
パイロキープ N−45グレー色 主剤350g
パイロキープ 硬化剤150g
専用シンナー 70g
1時間程度の養生時間で2回目を追っかけ塗装したかったので
硬化促進剤を1.5%の7g添加しました。(夏場での添加は吹付け塗装のみ可能)
パイロキープ N−45グレー色 2回吹き付け完了
パイロキープ クリアートップ塗装
パイロキープ クリアー色 主剤350g
パイロキープ 硬化剤150g
専用シンナー 30g ※クリアーのシンナー量は少な目です。
硬化促進剤を1.5%の7g添加しました。(夏場での添加は吹付け塗装のみ可能)
耐久性向上、艶感美装向上、肌感向上の為クリアートップ仕上げとしました。
クリアートップはザラツキ、ブツ肌が出にくく今回は仕上げ後のポリッシング、コンパウンド仕上げはしておりません。
施工完了
クリアートップの指触乾燥を待ち養生を取り完了です。
※養生から落ちるホコリの影響を避ける為、クリアートップの半硬化を待ち養生を外しました。
パイロキープは抜群の耐久性、耐水性、耐熱性、美装性、艶感を持っています。
難点は手塗り作業性が難しく(浴槽ではローラー作業は不可)
業者様の吹付け作業が中心の塗料となります。
パイロキープ日塗工合わせ調色の最低荷姿は2�團札奪醗幣紊箸覆蠅泙后�
浴室塗装リニューアル
今回は友人宅でDIY塗装のお手伝いです。
浴室が古ぼけているので白塗装でスッキリさせたいとの希望です。
事前に浴槽の足付け目粗し(スポンジジスクミディアム使用)と脱脂清掃は行っていてもらいました。洗い場のタイル床も塗装予定なので洗剤清掃後の乾燥は目地が有りますので中1日間空けてもらいました。
バスピュアコートローラー塗装
ローラー塗装なのでバスピュアコート使用です。
小さ目の浴槽なので浴槽のみでしたらエプロンも含めて400gを計量しますが、今回は壁面タイルも塗装しますので1回塗り分800gを計量小分けしました。
計量内訳は主剤8:硬化剤2の割合ですので主剤640g、硬化剤160g合計800gです。シンナーは初期添加を15%の120gとしました。
混合後は1分間攪拌しました。十分で適度な攪拌が必要です。
写真は前処理の刷毛塗り用少量を計量中です。
役物周りのダメ拾い
役物は塗料が付かない様テープ、マスカー養生しました。
ローラーでは塗りにくい役物周りやコーナー部、タイルの目地部は事前に小刷毛で塗っておきます。(ダメ打ち、ダメ拾い)
使用ローラー
使用ローラーはウレタン、シリコン塗装用のスーパーエクセルを使用しました。
スモール4インチの中毛です。
短めの4インチローラーはコーナー部も塗りやすく良いです。
ローラー塗り1回目
ローラー塗りは手刷毛塗りと比較した場合、ゆず肌になりやすい欠点はありますが、平滑性が良い、塗りムラが出にくい、作業性が良いが長所です。
特に今回は塗り面積が多いので作業性の良いローラー塗りとしました。
手慣れていますのでバスタブと同時進行で壁面タイル塗りしました。
ダレたり流れたりした塗料は速やかに塗り伸ばします。
上下塗り中心で塗っていきます。
一旦塗った部分を時間差で塗り直すと肌が荒れますので一気に平滑に塗り上げるのが綺麗のコツです。
気に入らない部分をローラーでさわり過ぎると塗りムラ、肌荒れとなります。失敗部分はウエスに多目のシンナーを含ませ一旦拭き取り再塗装の方が良いです。または硬化後にジスク研磨して再塗装です。
ポリバスのローラー塗り
バスタブ塗りも同様です。
ダレたり流れたりした塗料は速やかに塗り伸ばします。
上下塗り中心で平滑に塗っていきます。
一旦塗った部分を時間差で再塗装しますと肌が荒れますので一気に平滑に塗り上げるのが綺麗のコツです。
コーナー部以外は基本上から下へ下から上への動きが中心です。
後ダレした部分はローラーに塗料を含ませて速やかに塗り伸ばします。
時間差をおいて塗料の付いていないローラーを転がすと塗り済みの塗膜をローラーが引っ張り肌が荒れます。
奥から手前に仕上げていきます。
1回塗りでは透けもあり塗膜厚も不足なのでカラー塗装の標準は2回塗りです。
クリアートップの場合は合計3回塗りとなります。
1工程増えますが、バスピュアコートクリアー塗布は艶感のある肌さわりの良い面となります。勿論、耐久性もアップとなります。
コーナー部は横塗りで
2回目塗り
本日は気温も高く扇風機で風をあてた乾燥養生3時間程度で1回目が乾燥しました。
十分な乾燥状態を確認して2回目の塗装を行いました。
透けや塗り残しの無い様確認しながら仕上げていきます。
2回目終了
エプロン塗りでバスタブ塗装終了です。
床面は塗料の飛散防止の為マスカー(テープ付きビニル)養生が必要です。
壁面タイル塗装も塗り終えましたので30分待ってテープ養生、床のマスカー養生を剥がしました。
タイル床のクリアー塗装
最後は洗い場タイルのバスピュアコートクリアーコーティングです。
今回はIPAアルコールの手持ちが有りましたので塗装前にはこれで脱脂清掃しました。
クリアーコーティングは美装の他に防水強化、目地汚れ防止等の付加機能があります。
目地がコーティングされる事で清掃も楽になり水切れも良くなってからっとした浴室となります。
塗装完了
手塗りDIYですから吹付け塗装の精度とはなりませんが、バスタブ、壁面タイル塗装、床タイルクリアー塗装でスッキリした明るい浴室となりました。
今回は1日間のお手伝いでしたので硬化後のザラツキ等の仕上げ(コンパウンドポリッシング等)は、お願いして終了しました。
換気
施工中もっとも大事な事が安全対策の換気です。
窓を開けて窓に向かって扇風機で換気しました。
強溶剤系塗料なので換気は必須です。
ホーローバス熱水吹き出し口の防錆施工
給湯器の交換後のホーローバスで熱水吹き出し口から錆汁が流れはじめました。
この錆を止めて欲しいとのご依頼施工です。
耐熱、耐水、長期防錆可能な仕様が必要です。
錆除去
現状の錆除去はワイアーブラシ研磨で可能な限り行いました。
浸透性防錆剤SP-573
4/21のブログでご紹介以降、各種テストを行ってきました浸透性防錆剤SP-573ステンレスフレーク含有タイプです。
5/21のブログでも実施工をご紹介させて頂きました。
大変強力な長期防錆力と耐水、耐熱性が有りますので今回の施工では打って付けの錆止めです。厳しい現場ですが安心感を持って施工させて頂きました。
ステンレスフレーク含有の為、写真のメタリックグレー色となります。上塗り兼用の防錆剤です。送風機により風を当てた状態で3時間のインターバルで2回塗りをしております。
硬化後は吹き出し口用、吸い込み口用樹脂カバーにより施工面は隠れますので上塗り塗装はしておりません。
カバー取り付けで完了
浸透性防錆剤SP-573ステンレス
セラポリマー社製造の浸透性防錆剤SP-573にはクリアー、カラー、メタリックグレーのラインナップがあります。いずれも防錆剤と上塗りを兼ねた塗材です。
弊社ショップではホーローバス用防錆剤として最も長期防錆力のあるステンレスフレーク含有のメタリックグレーをタッチアップ用として取り扱いさせて頂いております。
弊社の知る限りの塗材では最も長期防錆力があり頑強です。
耐薬品性、耐溶剤性、耐久性も強力ですので現在高濃度の硫酸、塩酸、苛性ソーダ、次亜塩素、塩水で長時間浸漬テストを継続しております。
直火焚きホーロー浴槽の塗装改修
直火焚きホーロー浴槽を空焚きしてしまい底板のホーロー層が斫れ鋳物金物が露出してしまいました。
塗装改修後の直火焚きはNGですが今後は直火焚きは止めて給湯器を使用されるとの事で底板改修を請負いさせて頂きました。
前処理鋳物研磨
サンダーによるダイアモンド研磨ではホーロー層が斫れ続けますので♯20ジスクポリッシングで極力錆を研磨しました。
極粗目ジスク使用です。錆面が広いため3枚使用しました。
研磨後
浸透性防錆剤SP−573ステンレス
特殊防錆剤SP−573塗布により防錆を行います。
低分子樹脂の浸透性、強力な密着固着性、ステンレスフレークの鱗片による防錆の特殊防錆剤です。
強制乾燥的に送風機で風を送り3時間程度の養生で次工程に移れる乾燥硬化となりました。
パイロキープTS2000塗布
ホーロー層は1�伉�度の厚膜です。
厚膜が必要となりますので今回は厚膜塗料のパイロキープを極力厚塗りで塗布しました。今回の浴槽底板は中央に向かい傾斜のある底板のため流し延べでは流れてしまいます。よって厚付け塗りはしましたが1工程では100μ程度と思います。
施工完了
今回の施主様のご要望は長期防錆と極力のコストダウンでした。
工程は、
素地研磨
↓
浸透性防錆剤SP−573ステンレスフレーク
↓
パイロキープTS2000ブルー刷毛厚付け
↓
パイロキープTS2000ブルー刷毛厚付け
↓
パイロキープTS2000クリアー刷毛厚付け
の2日間施工でした。
SP-573ステンレス+上塗り膜厚は300μ以上ですので長期防錆は安心です。
本来ならば1工程にアルミナ骨材フレークを入れ1�个離僖峠萢�、フラット研磨をしたい底板ですが、1日間工期が延びてしまいます。
今後の直火焚きはNGをお願いして終了しました。