浴室塗装に使用する刷毛
バスタブを刷毛目無く刷毛ムラ無く塗りたいのですが、
艶がある塗料ほど粗が目立ち、なかなか満足いく仕上がりには成らないのが刷毛塗り作業です。
刷毛とバスタブの相性も仕上がりを左右します。
〇刷毛目の出にくい毛先長目の柔らかくしなやかな刷毛。
〇抜け毛が多いと途中で作業が中断し刷毛ムラが出やすいので抜け毛の少ない刷毛。
〇溶剤用又は万能刷毛。
〇刷毛がホコリやゴミを噛んでいると仕上がりがブツ肌になります。
以上を考えると天然の刷毛よりは溶剤用樹脂刷毛、ナイロン刷毛となります。
手慣れた職人さんは10�冑�の刷毛でスピード感をもって塗られる方もおられますが、一般には5�冑�前後の刷毛が扱いやすいのかと思います。
小刷毛でないと塗りにくい金物周りもありますので目地刷毛も必要です。
2度塗り目は新しい刷毛を使った方が綺麗に仕上がりますので事前にご用意願います。
ピンセット
刷毛塗りには多かれ少なかれ抜け毛が付き物です。
なかなか普段の塗装では用意しないピンセットですが、繊細な精度を求めるバスタブ塗装には必需品です。
ちょっとしたゴミ噛みにも威力を発揮します。
パイロキープ(シリコン塗料)の刷毛塗り要領
〇多くの手返しをすることで刷毛ムラになりやすいです。
〇一度塗った箇所を時間差を置いて塗り直した場合、刷毛ムラになりやすいです。
〇下地が刷毛を引っ張らない為に素地は十分に清掃をしておきましょう。2回目の
重ね塗りは1回目が十分に硬化していると刷毛がスムーズに走り綺麗です。(重ね塗りでは刷毛が引っ張られ気味で難易度は高いです)
〇膜厚が付きやすい塗料ですので縦面(壁面)を塗る時に塗料を乗せすぎると後ダレします。後ダレしない均一な塗り量で塗布して下さい。
〇シンナーは多目で薄塗りがレベリング良く綺麗に塗れます。塗布量も一定でダレも 返って少ないです。時間の経過でシンナーが飛んで塗りにくくなってきたらシンナーを追加しスムーズに刷毛が良く滑る様、再調整して下さい。写真の様に軽やか に刷毛を送ります。均一な艶感が出ています。
刷毛塗りに手慣れて無い方では経験と手慣れが必要な作業です。
上の事を考慮しつつこまごまとは塗らず一定のスパンを直線的に集中して塗り切るのが綺麗のコツです。
極力無理な体制で塗らなくても済むように、どこから塗り始めどこを最後に塗り終わるかを考えながら塗ります。
一般には奥から手前に塗り、手前で塗り終わります。
業者様では刷毛塗り塗装もおられますが、吹付け塗装が大半です。よってプロ仕様の塗料と思います。
業者様ではクリアートップ仕上げは多いです。仕上げ肌は安定します。
仕上がり肌の精度を強く求められる場合は推奨です。
パイロキープの艶感
パイロキープはシリコンリッチなシリコン系塗料です。他の樹脂では出ないホーローのような艶感が特徴です。
各種物性も特筆物なので手塗り作業性さえもっと簡単だとこの上ない塗料なのですが。
上記の通り癖のある塗料です。要領は事前にテスト塗り確認して頂きたく思います。
因みに土木、橋梁、床、街路灯等では泡を噛みながらもローラーでガンガン塗っておられますが、仕上がり精度を求めるバスタブ塗装ではそうは行きませんので。
現場調色
余談ですが、パイロキープもバスピュアコートも溶剤系トナーでの調色可能です。
白ベースの場合、淡中彩色までの調色は可能です。
弊社ではハイコンク溶剤用を使用しております。