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バスピュアコート塗り板作成

2019/04/14 20:17:14  実験室

バスピュアコート塗り板作成

アルミ板、ステンレス板素地でバスピュアコートの塗り板作成中です。
塗り板ですが、作業工程は通常の施工仕様と同一です。
非鉄金属素地につきベースコートを昨日刷毛塗りしました。
16時間以上経過しましたのでこれからバスピュアコートパステルアイボリーの1回目を刷毛塗りします。
ベースコートにはフレーク顔料(固形顔料)が使用されていますので硬化後はブツ肌になりますので研磨が必要です。
♯180番ジスクペーパーで研磨して表面のブツ取りしました。


塗り板作成用の刷毛は使い回しの刷毛です。
使用後は十分洗浄してシンナーに漬けっぱなしにしていますが、2液性塗料はそれでも刷毛の内部で多少は硬化して塗料カスとなります。
塗料カスはゴミと同じなのでこれもやはりブツになります。
実施工では新しいものを十分シンナー洗いした物を使用します。

1回目塗装後の研磨(アルミ板)

バスピュアコートは主剤4:硬化剤1比率の2液性で小面積の塗り板作成ですので主剤40gと硬化剤10gを料理用秤で計量し混合しました。
平面塗りでダレは無いのでシンナーは10%希釈の5gとしました。
今回は2回目の塗装を最短で行いたいので硬化促進剤を2%の1g添加しました。
硬化促進剤添加で2時間程度で研磨出来る硬化となりました。
一般には硬化促進剤は使用しませんが、業者様では使用されています。
使い回し刷毛のせいか結構ブツがありました。
♯180番のサンダー用ジスクペーパーでブツを研磨して表面を平滑にしました。
一般の水砥ぎペーパーは研磨面が黒くなる場合がありますのでサンダー用とかスポンジスクをよく使用します。

1回目塗装後の研磨(ステンレス板)

ステンレス板もアルミ板同様の作業を行いました。

2回目の塗装です(アルミ板)

1回目の塗膜研磨後2回目を塗装しました。
平面塗装なのでダレは無い為厚塗りしました。
塗装要領は1回目と同じです。
今日はもう上塗りしませんので硬化は急ぎませんが明日クリアーを塗布しますので塗料締まり強めたいのでやはり促進剤は2%添加しました。
塗料の硬化は厳密に言えば一般に48時間かかります。速乾塗料は見かけの硬化や指触の乾燥は早いですが半硬化→硬化→完全硬化の所要時間は結構かかります。

2回目の塗装です(ステンレス板)

今回は翌日バスピュアコートクリアーを塗布しました。
硬化後には細かいながらブツが点在していましたのでクリアー塗布前には研磨紙で軽めの研磨しました。1回目より粒度の細かい♯400番のサンダー用研磨紙を使用しました。次はクリアーを塗布しますので研磨跡とか研磨による黒ずみはNGです。
ブツの頭が無くなる程度の軽めの研磨後クリアー塗布しました。

バスピュアコートクリアー塗装(ステンレス板)

クリアーコートだけあって光沢はアップしました。
肌触りも滑らかです。
研磨跡も見えません。

仕上げ

ノンワックスコンパウンドの粗目と細目を使用して仕上げポリッシングを行いました。
ここまでの工程を踏みましたので精度の高い仕上がり面となりました。
弊社の請負い施工では浴室はパイロキープでの吹付けが多いですが、手塗現場の場合は今後はこの仕様で行おうと思います。

バスピュアコート タイル・陶器の目粗し要領

2019/04/14 13:24:00  実験室

バスピュアコート タイル・陶器の目粗し要領

とても優れた密着性のバスピュアコートですが、密着性の悪い素地には目粗し研磨(足付け)は必要です。4種類の研磨で密着度を確認しました。
素材は一般的なツルツル釉薬タイルです。バスピュアコートクリアーを塗布して24時間後、48時間後にチェックしました。

〇写真右 目粗し研磨無し→碁盤目テープ剥離テスト 剥離× カッターナイフでの  スクラッチテスト フィルム状剥離×でした。
〇写真左 ♯240番研磨紙で軽めの目粗し 碁盤目テープ剥離テスト 剥離×
 カッターナイフでのスクラッチテスト フィルム状剥離はありません〇

〇写真右 ♯180番研磨紙で通常の目粗し→碁盤目テープ剥離テスト 剥離無〇   カッターナイフでの  スクラッチテスト フィルム状剥離無〇でした。
〇写真左 ♯60番研磨紙で強めの目粗し→碁盤目テープ剥離テスト 剥離無〇    カッターナイフでの  スクラッチテスト フィルム状剥離無〇でした。
  但し極端に粗目の目粗しをしましたので研磨跡が塗装後に残りました。

今回のテストでは♯180番研磨紙で通常の目粗しが剥離は無く研磨後も残らない良結果となりました。
この結果はカラーでも同様です。

陶器 パステルピンク

釉薬タイルはトイレや手洗いの陶器と同質の素地です。
よって陶器でも♯180番より粗目のジスクペーパーでやや強めの目粗しで塗装可能で良いと思います。
但し過酷な箇所(耐摩擦、耐薬品、強耐水等)を求める場合は下塗りにホーローベースコートJW白の塗布が必要です。

バスピュアコートクリアー

バスピュアコートクリアーは現在各種素材で1ヶ月間の耐熱水テスト中です。
良結果となりましたらショップにアップさせて頂きます。
密着、耐薬品、耐汚染、耐水テストは良結果です。

クリアー60℃耐熱水テスト中

耐熱テスト途中経過(4月17日)

アルミ板、タイル版の60℃熱水浸漬168時間後です。
〇熱水浸漬部は両板ともカラーの変色(色昇り)はあります。
〇両版共、熱水浸漬後もテープ剥離での剥離はありません。
〇ベースコートJW、バスピュアコート間、バスピュアコートクリアー間の層間剥離はありません。
特に浸漬後のテープ剥離が問題無かった事で各塗膜の健全力を感じます。
ベースコートJWの密着力の強さも感じます。

60℃耐熱水テスト継続

バスピュアコートシンナー希釈率(ローラー施工縦面)

2019/04/10 02:41:27  実験室

バスピュアコートシンナー希釈率(ローラー施工縦面)

塗装でのシンナー希釈率は仕上がりに大きく影響します。
吹付けであればチップ経、吐出圧、吐出量、刷毛塗り、ローラー塗りであれば毛の種類や形状、塗装時の気温等々にも左右されますので最適希釈率を一様には言えませんが傾向の目安はありますので今回はバスピュアコートシンナー希釈率(ローラー施工)の確認をしてみます。
〇使用ローラーはスーパードリーム中毛4インチです。
〇塗装板はアルミ板目粗し済4枚です。右端のみ金属用ベースコート刷毛塗り済です。
〇左から10%希釈、15%希釈、20%希釈、15%希釈としました。
これまでの実施工では20%の多目の希釈で行っておりますが、今回はこれの再現確認をしてみます。

左端の10%希釈の1回塗り目です。
希釈率が少ない方がダレが少ない、塗料が多く乗りやすく色止まりが良いイメージはありますが実施工では、
〇写真のように後ダレが出ました。
〇塗料の乗りが悪く透けが目立ちます。
〇レベリングがいまいちで比較的ゆず肌感が有ります。
イメージとは逆の傾向です。


1回塗り塗装結果

左から10%希釈、15%希釈、20%希釈、15%希釈(下塗り有り)です。
結果では15〜20%希釈の塗装が
〇後ダレなく塗装出来ました。
〇レベリングが良く平滑です。
塗るときの感触はシャブい(緩目)の感触で少々不安感は有りますが、結果的には綺麗に塗れ塗料の乗りも良かったです。
この傾向は刷毛塗りでも同様です。
右端は下塗り有りでダレにくい状況でしたので15%希釈で綺麗に塗れ膜厚も付きました。

2回塗り塗装結果

1回塗りで一番肌具合の良かった20%希釈ですが、素地が鏡面のアルミ板の事もあり、20%希釈ではローラーも滑り膜厚を十分に付ける事が困難でした。
肌具合は1回目同様、平滑で良いのですが色止まりは悪くアイボリー色が白っぽく見えています。15%希釈も同様でした。
今回はシンナー希釈率による肌具合の確認テストでしたが、鏡面の縦面への直接2回塗りでの色止まりは淡彩色では難しい事も解りました。

右端のアルミ、ステンレス標準仕様の
ベースコートJW→バスピュアコート2回塗り板です。

標準仕様の3工程ではアイボリー色も完全に色止まりしています。
膜厚も十分付いており艶感も良好です。
バスピュアコートのシンナー希釈率は1回目15%、2回目20%で塗布しました。
※希釈は15%を中心の調整が推奨です。

今回のテスト塗りを踏まえホーローバス、ステンレスバスの場合は仕様にベースコートが入っており問題は無いですが2工程のポリバスの場合で同系色以外の素地に白色等の色止まりの悪いカラーを塗る場合、1工程は増えますがベースコートJW白を下塗りに塗れば色止まりは確実になると思います。

バスピュアコートクリアートップ

バスピュアコートアイボリーの半分(上部)にクリアーを塗布しました。
クリアートップの付加価値ですが、
〇艶感、美観がアップしています。
〇ザラツキ感がありません。ポリッシング仕上げの必要は感じません。滑らかです。
〇塗膜厚が増しますので耐久性はアップします。クリアーコートは耐汚染性に優れます。
3月5日からの1ヶ月間60℃熱水浸漬テストでクリアー単独は良好でした。
バスピュアコートのトップとして同様のテスト確認もこれから1カ月間で行います。

バスピュアコート1ヶ月間 熱水浸漬テスト

2019/04/06 11:05:21  実験室

バスピュアコート1ヶ月間 熱水浸漬テスト

今年の2月20日からスタートしたバスピュアコート各種素地での耐熱水テストが一通り終了しました。
1ヶ月間の60℃熱水浸漬テストです。

ステンレスバス仕様

塗料とステンレスとの密着は一様に悪いです。
ましてやハードな浴槽では尚更もちませんので弊社のステンレス仕様では目粗し+ベースコート+上塗りとしています。
写真は今回耐熱水テストをしました目粗し+ベースコート+バスピュアコートです。

1ヶ月の熱水浸漬後ですが、カッターナイフのスクラッチテストで確認してみましたが、頑強に密着しております。
ステンレス+ベースコート+バスピュアコートでは剥離の不安感は全く感じません。
よって引き続きこれまでの仕様は継続させて頂きます。
思った以上に色変化は少なく浴槽での長期の色保持も期待出来ます。

バスピュアコートクリアー(2液性ウレタン)

浴槽塗装の想定ではありませんが、
〇写真左 ステンレス+目粗し+バスピュアコートクリアーです。
 1ヶ月の熱水浸漬後です。剥離はありませんが、爪で端を強く引っかくと削れてきます。熱水浸漬の影響は受けているか?とは思います。フィルム状にはめくれてきません。

〇写真右
 写真右 ステンレス+バスピュアコートクリアーです。(目粗し無し)
 一般には目粗ししてもフィルム状に剥離する事の多いステンレス素地ですが、バスピュアコートはカッターナイフのスクラッチや爪のひっかきでは剥離しませんでした。十分な密着力が有るとは思えませんが密着の優れている塗料です。

これまでクリアーはパイロキープのみでしたが、単独での密着性はパイロキープ以上と思われますので今後はバスピュアコートクリアーも適材適所で使用していきたいと思います。



まとめ

前回は2月21日のブログでご紹介しておりますが、
今回のステンレスを含めましてバスピュアコートの耐熱水テストでは、
ポリエステル(FRP) 問題無し
ホーローを想定した釉薬タイル(ホーローベースコート下塗り→洗い場では推奨)問題無し
ステンレス(ホーローベースコート下塗り必須)問題無し
となりました。

注!タイルの密着に問題無かったのでタイル浴槽内部も可能かと言えばNGです。
  タイル浴槽の場合はタイル目地もあり、裏にモルタルがあります。
  裏面からの背圧がかかりますので剥離の可能性は大きいです。

パイロキープの刷毛塗り・ローラー塗り実施テスト

2019/03/29 19:10:57  実験室

パイロキープの刷毛塗り実施テスト

塗装難易度は高いですが、上手く施工出来れば艶感は格別で耐久性にも定評のあるパイロキープを刷毛塗りで実施テストしてみます。
パイロキープのバスタブ塗装の多くは吹付け塗装で行われております。
刷毛塗りでも刷毛ムラ、刷毛目も少なく仕上げられる方もおられますが、かなり刷毛慣れパイロキープ慣れされた職人さんです。よってバスタブ塗装ではプロ仕様の塗料とは思います。
但し一定の要領に添って施工した場合はそれなりには仕上げられるかと思い今回はアルミ板を素地にして実施してみます。
アルミ板は♯220番のジスクペーパーで目粗し→シンナー脱脂しました。
鏡面のアルミ板やステンレス板は密着が悪いので強い目粗しが必要です。
バスタブの場合はベースコートの下塗りをします。

今回の色はブツ肌の出やすいグリーン系濃彩色ですので市販のストレーナー(三角塗料フィルター)工場のフィルターより細目の♯120番メッシュを通しブツ肌の確認もします。

フィルター通し中です。この作業は車板金の吹付けでは一般に行っておられます。
通常塗装ではここまでは行いませんが。

塗装刷毛

今回の塗装では溶剤用樹脂刷毛50佗、中位の硬さの毛足を使用します。
塗料を付ける前に一回シンナーに漬け抜け毛の出ない様、洗い養生しました。

1回目塗装

透けない多目の塗料をタレない様、一定方向に塗り伸ばします。
私の場合、上から下、上から下が塗りやすいので上から下のみで透けない均一の膜厚を目指して刷毛を送りました。
縦、横、縦、横と塗り込むとムラムラになりやすいので一定方向で、ネタを配った後は2〜3回の刷毛通しで平滑な留まりを目指しました。
一定の刷毛圧でレベリング良く塗って行く事が刷毛目の出にくいコツですが壁面の場合かなり難しい作業です。

技量不足もあり、塗料の癖もあり、刷毛目は出ましたが、パイロキープ独特の艶感でお隣が写り込んでいます。ブツやダレ感はありませんのでポリッシングで綺麗な鏡面が出せそうです。

養生時間を待って2回目塗りを今度は横、横も塗ってみます。
裏を返せば特別に艶がありますので軽微な刷毛目、刷毛ムラ、ダレも目立ちやすい事になります。艶の良さは諸刃の剣とは思います。

2回目塗装前処理

2回目の刷毛塗り塗装を行います。

硬化時間を早め短時間で1回目の不具合箇所の研磨処理をしたかったので今回は硬化促進剤を2%添加しました。3〜6時間程度の待ち時間で研磨を掛けられます。
通常では20℃の気温で12時間位の待ちが必要です。(色により時間差があります。鮮やかな濃彩色は遅目です)

1回目の塗装上部に刷毛ムラが有りましたので♯600番のジスクペーパーで研磨しました。他の箇所は表面を整える程度に軽目に研磨しました。
上の写真の写り込みでも塗装ムラの部分は直線が歪んで見えています。

2回目塗装

2回目の塗装が終了しました。
私の技量不足もありますが、やはりパイロキープの壁面刷毛塗りは難易度は高いです。
2回目の塗装は1回目の塗膜が刷毛を引っ張る為、1回目より仕上がりが悪いです。
1枚のアルミ板をテープで仕切り左半分を横のみで、右半分を上から下のみで塗装しました。

左半分

横のみで仕上げました。
壁面の横塗装は塗料がダレ気味になりますので何度かの手返しが必要でした。
数多くの手返しによって刷毛ムラ、色ムラ、刷毛目が出ています。
パイロキープの壁面刷毛塗りでは横塗りはかなりの慣れが必要かと思います。

右半分

1回目同様上から下へ刷毛を送り仕上げました。
1度全体的に塗料を配り、しごかない様一定の刷毛圧で上から下で塗ります。ダレは出にくい為、左半分と較べ綺麗仕上がりましたが1回目と較べた場合、写真では分かりにくいですが刷毛目は出ています。バスタブ塗装では硬化後のポリッシングは必要です。十分な硬化を待って明日ポリッシングで仕上げて見ます。


仕上げポリッシング(手処理)

写真でもお分かりのように細かな刷毛目とザラツキがあります。
これの仕上げをする為♯2000番ジスクペーパー(最微細ジスク)とコンパウンド粗目、細目を用意しました。

結果

〇コンパウンドポリッシングのみ→ザラツキは取れましたが刷毛目は取れません。
 ザラツキ感除去の為、実施工では最低限この処理は必要かと思います。

〇♯2000番ジスクペーパー→コンパウンド処理→刷毛目感は低減しザラツキもありません。しかし、ポリッシャー使用ならですが、手作業でここまで処理するのは結構大変な作業とは思います。

仕上げ手間を考えれば1工程は増えますがクリアー塗布も有りかと思いますので、引き続きクリアートップ塗布も行ってみます。
パイロキープ機能性特殊塗料ですので浴室浴槽以外にも多種の用途で使用されております。上下水道、プール、落書き対策等のコンクリート防食。街路灯、橋梁等の金属塗装。耐汚染目的の床塗装等です。これらの施工では泡噛みは跡等はあまり気にしないでローラー塗装でガンガン塗装しておられますがバスタブ塗装ではそうは行きません。



クリアートップ

表面のザラツキと刷毛塗りの刷毛目をクリアートップで解消できないか?と刷毛塗りでパイロキープTS2000クリアーを塗りました。
塗り方はダレを防ぐ為、これまで同様に上下の塗り方です。

〇クリアーには体質顔料が入っていませんのでザラツキは無くなりました。
 よってポリッシング作業は省けます。

〇これまでの刷毛目が消えて平滑になってくれれば最良だったのですが、残念ながらこれの解消は出来ませんでした。緩やかな刷毛目となり残りました。写真の通りワナワナとした感じとなりました。

もちろん1工程増えるので耐久性や摩耗性は上がり艶感や耐汚染性も上がりますので塗る価値はありますが、全面解消と言うわけに行きませんでした。

パイロキープのローラー塗り

シリコンの特徴の強いパイロキープをローラーで塗った場合、泡噛みが強く→泡残り→泡の弾け跡残り。ローラーを引っ張る為の抜け毛。ゆず肌の為これまで弊社ではパイロキープのローラー塗りはバスタブ塗装ではNGとさせてもらっています。
パイロキープ使用経験のある施工店や販売店でも同様の認識です。
ホームセンターでは見る事は無いローラーですが塗料販売店で入手したローラーでひょとするとひょとするかもと思い、このローラー使用でテスト塗りして見ます。

ローラー使用ですので平滑な面は出しやすいです。
作業性も良く緊張感も刷毛塗りほどありません。
塗った当初は泡の発生が少なく驚きましたが、細かなゆず肌は出ており(上の写真でも写り込みがワナワナとしております)やはり無理かと思っておりましたが、短時間でこれも消えてくれました。


塗り1回目

1回目の塗装ではシンナーを20%強の希釈とし塗料の粘度を下げ塗装しました。
塗料の粘度を下げる事により、

長所
〇泡の発生は少なくなる。発生した泡も消えやすくなる。
〇一旦はダレますが、ローラーでダレを他に配って行くと膜厚は付かない為後ダレする事無く平滑で均一に塗る事が出来ます。
〇レベリング性が良い為硬化後は平滑な綺麗な面となる。
短所
〇濃彩は色止まりしますが、淡彩では色止まりしにくい。
〇膜厚が薄い為、特に顔料の多い濃彩色ではザラついた肌になる。
〇膜厚が薄い為、塗膜強度不足となりやすい。

まだ1回目の塗装ですが今回使用したローラーが優れていた事と塗料粘度を下げた事で平滑性、均一性では精度が高くなりました。
顔料の多い濃彩色で薄膜の為、微細なザラツキ感はあります。
今日は夕方の塗装でしたので期待を持って明日2回目の塗装をしたいと思います。

塗り2回目

1回目の希釈は20%強で粘度を落としてぬりました。
2回目では15%希釈で多少粘度を上げて塗装しました。
粘度を上げる事で
長所
〇塗膜の厚みは増しました。
〇ザラツキは少なくなり艶は向上しました。
〇ローラー塗装の均一性の為、色ムラはありません。
短所
〇膜厚が増した為、後ダレが有り塗装ムラになりました。
〇ザラツキ感は少なくなりましたが細かなブツはあります。コンパウンド処理で解消する程度ですが。

2回目塗装では膜厚を上げる為塗布量をアップしました。
これによりザラツキは少なくなり写真の通り艶感は出ています。
但し塗布量アップは後ダレしやすくなり後ダレは塗りムラとなりました。
写真でもわかりますが映り込みが少々ワナワナしています。
この程度のワナワナなら塗り方の改善や若干シンナー量を増やす等で改善可能のような気もしますが。

今回の使用ローラー

中短毛7ミリでスモールの4インチです。
必要以上に粘度を上げたりシゴキ塗りをしない限り抜け毛は少ないです。
パイロキープとはかなり相性の良いローラーと思われます。
一般にパイロキープのローラ塗りは泡噛みが強く泡残りが多い。
塗料の引っ張りによる抜け毛が多いです。これらによりホームセンターのローラーではバスタブ塗装には不向きでした。
微妙なシンナー調整は必要ですが、このローラー使用ではバスタブにも対応出来るかと思います。
微妙なシンナー調整とは塗った後、泡は消え、後ダレしない粘度調整です。
シンナー量は多目で粘度は低めですが、色止まりする最低粘度は必要です。

引き続きパイロキープ淡彩色使用でもローラー検証を続けます。
パイロキープの施工要領はピンポイントでプロ仕様ですが、大変魅力のある塗料ですので手塗りの限界を探ってみます。

塗料は複雑で同じ塗料でも色によって乾燥時間、仕上がり具合、泡噛みの度合い、耐候性、密着性、色止まり、艶具合等は変わります。
特に塗装中に対応が必要なのは、
〇乾燥時間、タック(べたつき)切れ時間→養生必要時間が変化する。→濃彩・特彩は遅くなる。養生時間に余裕の無い場合は硬化促進剤(1〜2%)の添加検討要です。
〇泡噛み量→塗りやすく泡噛みしにくい最低限のシンナー量(シンナーを極端に多くすれば泡は少なくなり消えやすくなりますが、塗膜厚は薄くなり、塗る際もダレます)
〇仕上がり肌→濃彩は顔料(体質顔料)の量が多い為ザラツキは多くなります。シンナー量を増やしての薄塗りの場合は平滑性は良いですが仕上げポリッシングはより必要になります。

上記は特に淡彩色と濃彩色(特彩色)では変化が大きいです。
いずれの塗料もこの傾向はありますがパイロキープは艶感が強いので細かな粗も目立ちやすい。後ダレしやすい塗料なので淡彩色と濃彩色(特彩色)では施工要領に注意要です。

余談ですが、艶消し塗料は艶有り塗料と較べ物性は悪いです。
全艶消しの場合はタルクやマイカ等のマット材(体質顔料)が多量に入ります。
仮に顔料分の既に多い濃彩色に後添加で艶消し剤を多目に入れると塗料が壊れる場合があります。樹脂量と顔料分のバランスは塗料の性質に影響します。

パイロキープ淡彩色のローラー塗装

パイロキープの淡彩色(白)は先の濃彩色に較べ樹脂割合が多いです。
同じ樹脂の塗料であっても濃彩色と淡彩色ではかなりの違いがあると思われますので、最淡彩色の白のローラー塗りをして見ます。

アルミ板の目粗し(足付け)

ステンレス、アルミは密着の悪い素地です。強く目粗しします。
ステンレス浴槽がありますが、密着が悪く一般的に塗装トラブルは多いです。さわる事の無い部分ならまだしも浴槽内部ではいくら強力なプライマーを使用しても目粗し(足付け)無しでは短期間で剥げてしまいます。弊社の請負いでは写真のように強い目粗しを行います。

浴槽のポリエステル(FRP)、ホーロー、ステンレス、壁面のタイル、塩ビ鋼板等浴室浴槽に使用されている素材は全て密着の悪い素材です。耐水性の良い素材=密着の悪い素材となります。いずれも十分な目粗しの必要があります。

使用ローラー

マイクロのスモール短毛4ミリ4インチを使用します。
短毛は泡噛みは少なくゆず肌も出にくいのは利点ですが、塗料の含みが悪いので手返しは多くなります。また凹凸面は塗れず均一な平面のみの塗装となります。

多数の小さな泡が発生

今回の使用ローラーは先日のスーパードリームと上記のマイクロを使用しましたが、先日の濃彩色グリーンでは発生しなかった小さな泡が多数発生しました。
予想はしていましたが、白や淡彩色は樹脂率が高いのでシリコン塗料では小さな泡は消えず残ってしまいます。これは無泡ローラー他いずれのローラーを使用しても同様です。
ローラーを押さえ気味に塗った場合は発生します。
ローラーに圧を掛けない塗り方に変更します。

パイロキープの白、淡彩色は元々の粘度が低めの為今回は10%のシンナー希釈で塗装しています。
塗料は一旦横で配り仕上げはローラーに圧を掛けない塗り方で上から下に塗って仕上げました。

ローラーに圧を掛けず塗りましたので泡の無い平滑な仕上がりとなっています。(白色)
私の技量では刷毛塗りよりはローラー塗りの方が綺麗な仕上がりとなりましたがシンナーの希釈量も塗り方もピンポイントです。又、色により泡噛み量もまちまちです。
今回一連でパイロキープの手塗りを実施してきましたが、あらためてこの塗料の手塗り難易度は高く簡単には綺麗に仕上がらないと感じております。
濃彩グリーンの時は少し期待しましたが、魔法のローラーも無いと思います。

黒は泡噛み多いです。塗り方によっての泡の除去も難しいです。
色によって可否が変わるようでは残念ですが引き続きパイロキープのバスタブ施工要領のローラー塗り(クリアー以外)は不可とさせて頂きます。
いろいろの確認をしてきましたがバスタブの高い要求精度では手塗り汎用性はありませんので吹付けを中心としたプロ仕様の塗料とは思います。

パイロキープTS2000クリアー

最後になりましたが、クリアーのローラー塗りです。
クリアーには顔料が入っていませんので泡の発生は少なく残りません。
粘度が高いとダレは出ますのでシンナーは5〜10%希釈して壁面でダレの出ない調整要です。ダレの無い塗装も必要です。
クリアートップの一番の利点は硬化後の肌にザラツキやブツが無くすべすべです。
仕上げポリッシングの必要は無いと思います。もちろん艶々です。
今回の白下地のクリアートップでは綺麗な塗板が出来ました。

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