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クリアー塗装によるブツ肌改修

2020/07/12 23:02:46  実験室

FRP製トイレの蓋

自社店舗のトイレの蓋をバスピュアコートパステルアイボリーで刷毛塗りしました。
自社のトイレと思い安易に硬くなった使い回しの刷毛で塗装をしてしまい刷毛目とブツ肌となってしまいました。せめて新しい刷毛で塗装すれば良かったです。

ブツ肌

多分刷毛に残っていた塗料カスによるブツと思います。

スポンジジスク研磨

クリアー塗装で改修したいと思います。
刷毛目はキツイですがガサガサするブツ肌は滑らかにしたいです。
カラーが変色しない程度の手掛け研磨をします。
3Mのスポンジジスク(マイクロファイン)で研磨しました。
研磨紙粒度では♯800〜♯1000くらいと思います。研磨紙は塗膜が黒くなりますので使用しません。

研磨粉

研磨粉拭き取り

研磨後はウエスに若干のシンナーを含ませ研磨粉を清掃します。

研磨後

細かな粒度のジスクですが研磨しましたので艶は引けています。

ブツ取り

ブツ頭は研磨しましたので手障りは滑らかになりました。
刷毛目は残っています。

バスピュアコートクリアー計量

塗り面が小面積なので少量計量です。
バスピュアコートは主剤8対硬化剤2割合です。
合計50gを作成しますので主剤は40gとなります。

バスピュアコートクリアー計量

硬化剤10gを追加して50gです。10%くらいのシンナーを追加しました。

クリアー塗装

クリアー塗装完了です。
艶や研磨傷は戻りました。ブツ肌は無くなりザラツキは無くなりました。
バスピュアコートクリアーのべた付き切れは40分くらいでした(室温28℃)
4時間で半硬化12時間で硬化が目安です。
クリアーはダレやすいので均一の薄塗りです。

ホーローバス想定ローラー塗り(ベースコート〜バスピュアコート)

2020/05/27 13:54:20  実験室

ホーローベースコートJW白 ローラー塗り

ホロ―バスのローラー塗装を想定してカラー木板を塗装してみます。

〜巴呂梁付け研磨

最初は素地の足付け研磨です。
今回はカラー木板ですので3Mのスポンジジスク ミディアム使用です。
スポンジジスクはバスタブの局面や入隅部の研磨がし易く研磨面が黒くなりませんので推奨です。ホームセンターにも置いてあります。
実際のホーローバス素地の場合は表面が大変硬いので最も粗目のジスクを使用します。紙ジスクなら♯100番以上の粗目を使用します。
目粗しは長期密着性の為には必要な作業ですので丁寧に行います。

▲轡鵐福蔀脂、清掃

,慮λ疂瓦般分等をバスピュアコートシンナーで清掃します。
他にラッカーシンナー、ウレタンシンナー等の強溶剤も使用可です。
実際のバスタブでの注意点ですが、バスタブ周りにはシリコンシーリングが打ってある場合が多いです。
シリコンシーリングを触ったウエスや軍手で塗装面を拭いたり触ると塗料ハジキが発生する場合があります。要注意です。
※シンナー使用時は窓を開け扇風機等の送風機で換気して下さい。

ホーローベースコートの計量、小分け

ホーローベースコート計量 合計500gセットに小分け。
小分けの内訳(主剤白435g、硬化剤飴色65g)
写真は主剤白 435gを計量中です。

ホーローベースコートの計量、小分け

ホーローベースコート計量 合計500gセットに小分け。
小分けの内訳(主剤白435g、硬化剤飴色65g)
写真は硬化剤飴色 65gの計量追加中です。
合計で500gとなります。
この500gは刷毛、ローラーを使用してバスタブを追っかけ2回塗りする場合の量です。
追っかけ2回塗りは硬化を待たず2回塗りして極力の厚塗りします。
吹付けの場合は1回で厚付け可能ですので600g〜700gを作成します。

-3 ホーローベースコートの混和

ホーローベースコート計量 500gセットに小分けした塗料に
JW専用EPシンナーを5%〜10%添加混合します(25g〜50g)
ベースコートは必ずJW専用EPシンナーで希釈します。
尚、刷毛や機材の洗浄もこのEPシンナーを使用します。
※他のシンナーを使用した場合、ゲルします(溶けません)

ローラー

今回はローラー塗りします。
今回はホームセンターでもよく見かけるマイクロキューブを使用しました。
マイクロファイバー繊維使用の溶剤対応のローラーなのですが、
結果的には残念ながら抜け毛が多くお奨め出来ません。

ローラー

写真のローラーは弊社が使用していますスーパーエクセル4インチ中毛です。
抜け毛が少なく作業性の良いローラーですがホームセンターには置いて無いかもしれません。ネット通販や弊社のネットショップでは購入可能です。
いずれにしても抜け毛が少ない溶剤対応のローラーをご使用下さい。
長さは4インチが作業性が良いと思います。

-1 ホーローベースコート塗り1回目

ローラーをあまり押さえつけないで1回塗りしました。
透けて色むらもあります。
出来るだけ平滑に均一になるよう塗りました。

-1 ホーローベースコート追っかけ2回塗り〜3回塗り

1回目を塗りながら乾燥を待たず追っかけて2回塗りします。
透けや色むらは少なくなりました。
下塗りのベースコートですのでこの程度の塗り具合で良いです。
※写真の左端は追っかけ追加塗りで合計3回塗りしました。厚塗りで透けていません。
ホーローバスで錆びの発生場所ではこの様に厚塗りします。
ベースコートの厚塗りによって錆びを抑え込みます。
錆部はエポキシパテ処理→ベースコート厚塗りします。

ァ.曄璽蹇璽戞璽好魁璽噺λ

翌日十分塗膜が乾燥硬化してからスポンジジスクミディアムで研磨しました。
表面を平滑にし、上塗りが綺麗に塗れる様整えます。
研磨粉は十分に除去します。掃除機、シンナーウエス等で除去します。
この状態で上塗りの塗布可能です。

上塗りバスピュアコート計量

バスピュアコート主剤パステルアイボリーの小分け計量です。
バスピュアコートの混合割合は、主剤8:硬化剤2の割合です。
今回は小面積ですので主剤160g:硬化剤40g合計200gを作成しました。
シンナーは10%〜15%ですので20gを添加しました。
写真は主剤のアイボリーを160g計量中です。

※実際のバスタブの場合は上記の2倍
主剤320g:硬化剤80g合計400gを作成します。
シンナーは10%〜15%ですので40g〜60gを添加します。

上塗りバスピュアコート計量

硬化剤(透明)を40g追加して合計200gとします。

上塗りバスピュアコートに適量のシンナー(今回は20g)を添加し攪拌棒で30秒程度の攪拌中です。

上塗りバスピュアコートのローラー塗り

上塗りバスピュアコートのローラー塗り1回目です。
ローラーをあまり押さえつけない(しごかない)様に一定方向中心で塗装します。
バスタブ壁面ではダレが出ますので下から上への一定方向を中心に塗ります。

上塗りバスピュアコートのローラー塗り1回目

上塗りバスピュアコートのローラー塗り1回目終了です。

1回目の研磨

上塗りバスピュアコートのローラー塗り1回目終了後、今回は3時間位で表面の研磨が可能でしたので、スポンジジスクミディアム〜♯600番程度の粒度で研磨しました。
ゆず肌を平滑にする。ゴミ噛みブツを平滑にする。等の目的で2回塗り前に調整します。

上塗りバスピュアコートのローラー塗り2回目

上塗りバスピュアコートのローラー塗り2回目終了です。

上塗りバスピュアコートのローラー塗り2回目の調整

上塗りバスピュアコートのローラー塗り2回目が硬化しました。
若干のブツやザラツキがあります。
※これらの仕上げは細かな粒度のジスクで最小限で軽めの研磨調整とします。
全体を強めに研磨してしまうと艶引け、ジスク目残りとなります。
ジスク調整した部分の仕上げは次の2種類です。

.灰鵐僖Ε鵐描凸棔塑挂椶鮖藩僂訓霆个靴垢襦
▲丱好團絅▲魁璽肇リアーを塗布する。

バスピュアコートクリアー塗布

今回はバスピュアコートクリアーの塗布で最終仕上げしてみます。
小面積に塗ってみますので少量の小分け作成です。
クリアーも主剤8:硬化剤2割合ですので主剤40g:硬化剤10gの混合で合計50gを作成しました。

硬化促進剤の添加

一般では使用しませんが業者様では施工を急ぎますので硬化促進剤を添加される場合もあります。その場合は塗料重量に対し2%の極少量添加します。
今回の50gの塗料に対しては1gとなりますので合計51g(写真)となります。

バスピュアコートクリア塗布

左側にクリアーを塗布しました。
見た目で艶は復活しました。研磨目も分からなくなっています。

バスピュアコートクリア塗布

見た目で艶は復活しました。研磨目も分からなくなっています。

バスピュアコート仕上がり面

バスピュアコート仕上がり面です。
今回はクリアー仕上げとしました。
より精度を上げるにはクリアー仕上げはお奨めです。
1工程増えますが、艶感、肌触り、耐汚染に優れた面となります。

以上で今回のローラーテスト塗りは終了です。
ホーローバス施工ではホーローベースコート〜バスピュアコート塗装となります。
ポリバス施工ではバスピュアコートのみの塗装となります。

※但しポリバス施工でも表面に多数のヘアークラックがある場合はホーローベースコートやエポキシパテを使用して補強する場合もあります。


耐薬品試験

2019/05/14 20:43:33  実験室

耐薬品テスト

4/29の耐溶剤試験に続き各種塗料の耐薬品テストを行います。
使用薬品は耐アルカリ性、耐酸性の指標によく使用される苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、硫酸、塩酸、次亜塩素酸ナトリウムです。

次亜塩素酸ナトリウム12%溶液です。
次亜塩素酸ナトリウムはプールや水道水、その他の殺菌一般に使用されており日常で馴染みのある薬剤です。
塩素系漂白剤や徐カビ剤にも使用されております。
かなり希釈した状態では一般に使用されますが、水が蒸発して高濃度になる部分では鉄を酸化させ有機物も腐食させる意外にやっかいな薬剤です。

左から
苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)30%溶液
塩酸20%溶液
硫酸20%溶液
次亜塩素酸ナトリウム12%溶液
5/9よりスタートしました。


超耐溶剤、耐薬品塗料SP−573

4/29の耐溶剤試験で大変優れた耐溶剤性を示した特殊塗料SP−573を中心に各種塗料の耐薬品性を見ます。
金属腐食度合いも併せて見たいのでSP−573は金属蓋(鉄)に塗装しています。

次亜塩素酸ナトリウム12%溶液

次亜塩素酸ナトリウム12%溶液と金属の反応には驚きました。
大変不安定です。金属を入れたとたん泡を吹きながら反応腐食を始めました。


常温でも徐々に自然分解するが、日光特に紫外線や温度上昇により分解は促進する。また、溶液中に重金属(コバルト、ニッケル、銅、鉄など)および塩類が存在すると著しく分解が促進する。さらにpH値が低下すると分解が促進し、特にpH7以下の酸性になると分解反応が生じ、pH5より酸性下では急激に塩素ガスが発生するため危険である。pH5〜7の領域は、次亜塩素酸態濃度が最も高いため強い殺菌作用を示す。

との事で金属には大変不安定な薬剤です。
屋内プールでの鉄鋼腐食が激しい事を目の当たりに見ました。

SP−573はクリアーにグレー色も加えました。

併せて薬品の48時間滴下テストもしています。
滴下テストは最初は水で希釈された状態ですが、水が蒸発するにつれ濃度が上がり徐々に強酸、強アルカリに変化します。

次亜塩素酸ナトリウム12%溶液

次亜塩素酸ナトリウム12%溶液はもともとは淡い黄色の水溶液でしたが、2日間で赤黒い水溶液のに変わってしまいました。
金属の腐食錆色です。赤錆色を通り越して黒錆色になりました。

水溶液を捨てたら鉄錆の最終形の黒錆が底に溜まっていました。
余談ですが錆転換系錆止めは赤錆→黒錆に転換させて固着安定させるメカニズムです。

金属蓋とブリキ板の裏面です。
黒くなっている部分は腐食が進行して穴が開いています。指で触ると欠け落ちます。
たかだか2日間ですからびっくりの強反応です。
これ以上浸漬していると土台の金属自体が無くなりますので、次亜塩素酸ナトリウム+鉄素地の試験はこれで中止します。
次亜塩素酸ナトリウム溶液の耐薬品テストは素地を変更して行います。

パイロキープ塗膜を試験していたブリキ板です。
塗膜自体は正常です。

SP-573クリアー塗膜を試験していた鉄蓋表面です。
こちらも塗膜自体は正常です。
塗膜はバリアーとして機能しています。

塗料改質

2019/04/30 19:47:11  実験室

塗料改質

前回ブログでご紹介しましたSP-573の様にシリコン樹脂は強い耐久性があります。
最近の塗料はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂の長所を利用して構成されてい物が多いですね。
これらの配合割合で各種物性や作業性や美装性や単価が変化します。
単価は高いけれど大変物性や耐候性に優れた樹脂にフッ素樹脂があります。
塗り替えの困難な東京スカイツリー等ではフッ素樹脂塗料が使用されています。
よって塗料の改良改質にフッ素樹脂配合は効果的です。

フッ素添加剤

フッ素添加剤にはパウダー状の物と溶液状の物があります。
パウダー状の物は滑り性が良いのでグリス配合して潤滑性を高めたりフライパン表面に焼き付けてテフロン(フッ素加工)としたりします。高強度塗膜です。
塗料にパウダー配合する場合も有りますが、改質では樹脂溶液が扱い易いので今回は2種類のフッ素溶液を適量配合してベース塗料を改質してみます。
今回の改質の目的は、耐摩耗性のアップと耐汚染性のアップです。

塗板を平均化するため1種類3枚のテストピースを作成しました。
ベース塗料と比較して作用と副作用各種を見ます。
指触硬化時間、初期硬化時間、可使時間、初期硬度変化は微差です。

ベース塗料との比較ではレベリング性は良くなっていて蛍光灯写り込みの輪郭ははっきりしています(F200)目視ですがグロス値は90%程度はあるように見えます。
養生時間を72時間置いて耐汚染性、耐摩耗性の変化を見てみます。

油性マジック除去(ベース塗膜)

油性マジックの除去テストで耐汚染性を簡易確認しました。
写真はフッ素改質前のベース塗料です(強溶剤2液性アクリルウレタン)

シンナー拭き

〇シンナーによる塗膜軟化は特にありません。
〇マジックは取り切れず跡残りはあります。

油性マジック除去(フッ素改質塗膜)

写真はフッ素改質塗膜です(フッ素溶液 F-200、F-510)

シンナー拭き

〇シンナーによる塗膜軟化は特にありません。
〇マジックは取り切れず跡残りはありますが薄くなり一定の改質は出来ました。
 マジックの跡残り量で解る事は塗膜の緻密性アップと硬度アップです。
 緻密性アップと硬度アップは耐汚染性と汚染除去性アップに繋がります。
 結果フッ素塗料には及びませんが近い水準にはなりました。

超耐薬品性、耐溶剤性塗料SP-573

2019/04/29 19:36:56  実験室

強溶剤への浸漬

4/21ブログで浸透性防錆剤SP-573としてご紹介させて頂きました塗料です。
その後この塗料の全様が段々と解ってきました。
耐溶剤性、耐薬品性を大雑把に見ようとタイルにSP-573クリアーを塗り翌日にウレタンシンナーにドブ漬けして見ました。
通常大抵の塗料は数分後にはチリチリとしたチヂミや膨れを起こしてくるのですが、SP-573クリアーは一向に変化しません。24時間経過後も変化しません。
これまでにお目にかかった事の無い耐溶剤性です。
比較の為、強溶剤2液性ウレタン塗料1種類、強溶剤2液性フッ素塗料3種類をタイルに塗り同様にウレタンシンナーにドブ漬けして見ました。
養生時間は塗布後48時間以上です。


ウレタン塗料、フッ素塗料3種シンナードブ漬け

一般に最も耐薬品性、耐溶剤性が高いとされているのがフッ素塗料です。

一昼夜のドブ漬け後です。
左のウレタンクリアーは塗膜が完全にリフティングしています。
SP-573は変化ありません。

一昼夜のドブ漬け後です。
左端がSP-573です。右の3種類はフッ素樹脂系クリアーです。
フッ素の含有量等で耐溶剤性に違いが出ていますが、3種類のフッ素樹脂系クリアーはいずれも大小のリフティングが発生しました。
中央の黒墨は重ねていましたのでタイル裏のマジック文字が溶けて移りました。

左端のSP-573クリアーです。
単独→ウレタン比較→フッ素比較で継合72時間ドブ漬けしていますが変化ありません。
このまま長期漬け込んでいても変化は無い雰囲気です。

フッ素樹脂系塗料A板です。
24時間のドブ漬けで一部がリフティングしました。

フッ素樹脂系塗料B板です。
24時間のドブ漬けで全面がリフティングしました。

フッ素樹脂系塗料C板です。
24時間のドブ漬けで一部がリフティングしました。

他塗料との比較でSP−573の耐溶剤性の強さが判ります。
耐溶剤性がこれほど強いと落書き対策用途も有ります。
多分耐薬品性も強いと思われますので今後、耐硫酸、耐塩酸の耐酸性、苛性ソーダの耐アルカリ性も検証してみます。
強靭な場合は食品工場やプールで使用される殺菌剤の次亜塩素酸ソーダ対策や薬品ビットへの用途も検討出来ます。無溶剤と言ってもいいくらいの低VOC無臭なので病院内、食品工場等での使用も検討出来ますので楽しみな塗料です。
塗料はほぼ完成しているので北海道地区の食品工場では施工店主導ですでに実用している。
工場プラントでは防錆試験塗装中との事です。(メーカー談)
これだけの耐溶剤性がある=塗膜緻密性が高いとも言えます。
よってSP-573は浸透性防錆剤としての防錆力は十分期待できます。

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